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イマソラコーヒー

2022.12.152022年12月15日(木)

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今日は2022年最後の個展準備をしました。前回のgoroneさんの作品展から2週間しか経っていないので、展示入れ替えが大変でした。まずは常設の作品をすべて片付けます。届いた作品の開梱を始め、伝票と数が合っているか、割れなどはないか確認。
値札付けをします。開梱ででた新聞紙や緩衝材の整理をします(この整理にだいたい1時間かかります)ここで午前は終了します。
届いた作品を開けて見るのが私にとって一番の幸せな時間です。この時だけは作品を独り占めできるという私の特権です。次の日には旅立っていくので。一人で作品を見ながら
かっこいいなー、すごいなーと言ってます。

お昼からはディスプレイに悩む時間となります。

個展の時はいつも机をどういうふうに並べるか悩みます。納品された作品をまずは
一旦確認し、ディスプレイを考えます。水谷さんの作品はほんと渋くてかっこいいので、その雰囲気を壊さないように、どうしたらカッコ良く見せることができるのかを考え
ながら展示します。
ある程度並べたら、いつも生け込みをお願いしているkfleursさんの薫さんが
草木を持って現れます。
薫さんには、今回の展示はこんな感じですなどは一切話はしないのですが、毎回
しっかりと作品に寄り添った物を持ってきてくれます。
薫さんが生け込みをしてくれる草木によって、空間にメリハリが現れ、より一層
器がよく見えるようになります。今回はテーブルの真ん中にヤドリギをひとつ置いてもらい、緑を窓側のほうに生け込みしてもらいました。緑の位置が決まれば、その後再度
並べ方の修正を行います。それから撮影したり、案内の文章を作ったりと、あっという間に準備の一日が終わります。

個展初日はどんな一日になるのか?お客さんはきてくれるんだろうか?いろいろ考えながら初日を迎えます。前日は緊張しすぎて寝れないことがしばしばです。初日が終わったら
ぐっすり寝ますが。

今回水谷さんの作品は270点。たくさんたくさん作ってくださいました。期間も二十四日までございます。最後のほうに来られるお客様によく聞かれますが、もう作品がないかと思ってましたと言われる方が多いです。少なくなりましたねーって言われることもあります。が、100点残っていても少なくなりましたねーって言われると、まだ100点も並んでますよーって思います。100点も普段入荷すこともないですし、並ぶことないですよーって思うのです。
私は個展に行く際はたいてい期間の終わり頃にいきます。必ずほしい物が残っているからです。たくさんの作品を見たいという気持ちもありますが、少し少なくなったほうがじっくり見れるからです。沢山のモノがある初日や前半にこれなくても、自分の好みのものがあるかもーと思って諦めずに足を運んでもらえたら嬉しいです。個展を最後まで楽しんでもらえればと思います。